鎌倉街道・東海道連絡道 第1回

 

3月26日(土)29日(火)、鎌倉街道の東海道連絡道がいよいよ始まりました。両日で32名の参加者でした。藤沢本町を9時半過ぎにスタートしました。29日(火)は小田急線で事故があり、皆様大変な思いで集合され、御苦労さまでした。

最初に訪れた白旗神社は太古関東地方を開拓した神様を祀り後に寒川神社を勧請したといいます。IMG_4085

源義経の霊を頼朝の命により白旗明神として祀り、後に白旗神社と呼ばれるようになりました。IMG_4079IMG_4078

笹竜胆の紋が輝いていました。

義経の鎮魂碑に胸が痛みましたが、グラスファイバーの鳥居には驚かされてしまった我々でした。

義経首洗井戸は、神社を後にして200メートル位の所にありました。腰越での首実検の後、浜に捨てられたのがこちらに流れ着き里人によりこの井戸で清められたそうです。  IMG_4089

 

妙善寺をお参りし左側の正宗稲荷を訪れました。鎌倉の刀工岡崎五郎入道正宗が刀剣を鍛える際にこの神に祈ってから宝剣を造ったといいます。IMG_4097

お酒の名で○○正宗というのが多いのは、味の切れがいいからだと講師は話しました。

永勝寺には、小松屋という旅籠を営んでいた者の墓域にずらりと飯盛り女の墓が並び、小松屋の温情が今に伝わってくるのであります。IMG_4099

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白旗神社の別当寺である荘厳寺のあとは、井本菓子舗へ寄りました。

 

 

IMG_4109なんと、手作りのあるき隊の旗を立てて歓迎してくださいました。

明治創業のお菓子屋でお茶の接待を受け見本を一口ずつ頂戴しました。真中に大きな栗が入っていて甘すぎないお饅頭に、昔懐かしい味を感じました。

裏の肥料庫の蔵の内部を見せてもらい土壁の造りに目を奪われました。IMG_4111

もうすぐ文化財の指定を受けるとの事です。

井本菓子舗様には、お忙しいところご丁寧に案内していただきましてありがとうございました。

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IMG_4125常光寺の後方の丘には弁慶の首塚がありますが現在は立ち入りを禁止されています。

寺の前に藤沢警察署跡の記念碑がありました。IMG_4127

先に出ました小松屋の子孫の方が経営するラーメン屋の前を通ります。IMG_4129

通りは藤沢宿のおもかげを残す建物が沢山あり、私たちを楽しませてくれました。IMG_4203

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IMG_4138そして清浄光寺(遊行寺)へと進みました。

赤城の子守歌で有名な板割浅太郎の墓があり、蘇鉄の実が沢山出来かけていて南国情調も味わいました。IMG_4148IMG_4146

又、江ノ島神社の一の鳥居の土台もあり遊行寺の庭はもり沢山です。放生池に、金魚や鯉を放せばその功徳により家が繁盛し長寿を保てるとの事でした。IMG_4149

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安政年間の菊と三つ葉葵が美しい中雀門を見ました。

弁才天は徳川家の祖である新田有親が信仰したので徳川家縁りの寺となりました。

浄瑠璃で有名な小栗判官、瑛手姫伝説の話を講師から聞きました。

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藤沢橋交差点を過ぎ昔の面影のある建物を見ながら進みました。

1時過ぎにやっとお昼です。藤沢場外卸売市場の物をあつかうお店へ。マグロなどの丼物が美味でした。IMG_4187IMG_4188

かっこいいお兄さんが何人もいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後は2時よりスタートです。

この辺りは砥上ケ原と云われ今に至っています。

西行や鴨長明により歌が残されている所です。

馬喰橋(ウマクラハシ)を渡り、江ノ島弁才天道標を過ぎ泉蔵寺へ進みました。

三鱗紋と鯱が大屋根を飾っています。IMG_4206

弘法大師像の下には八十八カ所の寺の砂が納められていると聞きました。

古い庚申塔にも我々はとても魅了されました。

諏訪神社へと石段を昇りました。723年という昔に諏訪大社から分祀され、上社下社があるのはここだけというのです。IMG_4212

高台からは江ノ島が見えました。

密蔵寺では、愛染明王が祀られているので愛染かつらが植えられていましたが、葉はまだ見られず残念でした。

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そばに熊野大社の御神木である梛(ナギ)の木があり、見上げては葉がおちていないか何人かの人が探しましたがこちらも見つかりませんでした。

本蓮寺では、頼朝の上洛の際に駒繋の松を眺めました。日蓮が瀧の口法難を逃れ佐渡に流される時に、こちらで休息したといわれています。IMG_4224IMG_4231

 

 

 

 

 

 

その隣には西行法師の戻り松があります。西行がどこへ行くのかとたずねたら、子供たちが『夏枯れて冬ほき草を刈りに行く』の和歌で答えたというのです。レベルの高さに西行が驚いてもと来た道を引き返したという伝承があります。IMG_4235

 

常立寺では、江ノ島弁才天道標を見て元使供養塔の大きなひげ文字と青の布が印象的でした。元寇の時に蒙古からの使者で斬られた五人を供養したという事です。

瀧口神社の石段を見上げてすぐに隣の龍口寺へと進みました。本日最後の場所です。門の彫刻もすばらしく疲れた私たちは目を見張りました。IMG_4248IMG_4251

左手に御霊窟があり、刑場で難を逃れた日蓮が一夜を過ごした洞窟です。

本堂に入る前に一人ずつ大鐘を打たせてもらいました。

男性は男らしく女性は女らしい美しい音だと皆、聞きほれていました。

火曜日には本堂も拝見でき日蓮が座ったという石を見る事ができました。IMG_4254

信者の方は大いに涙すると聞きました。

何度目かの道標を見て一路、小田急駅へと向かいました。IMG_4261次回訪ねる江の島が見えています。皆さまお疲れ様でした。IMG_4262

本日は大変見所満載の一日で頭を少し整理しなければと思う車中でした。

 

 

 

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